キノボクの心地よさ

演技をしている池田が好き、ということで毎回わくわくしながら見ている「木下部長とボク」。
池田については、しずるのコントによく出てくる意地悪そうなおっさん(店長とか)の役が好きなんですね。
意地悪な顔が最高にうまいと思うんです、彼は(笑)。
なので、3回目まで見て、あくまでストーリーテラーに徹している彼を見て、
やや物足りなさも感じるんだけど・・・
やっぱり池田はできる子だと思います。(基本的に、池田に関してはべた褒めします。口癖なのです)
そして、いつの間にか木下部長(板尾さん)の魅力にすっかり吸い込まれている・・・と。


板尾さんのキャラクターが存分に生かされたドラマですよね。
板尾さんがサラリーマンになったらもしかしてああいう感じなのかなあ、といったところでしょうか。
実際あんなに帰りたがる人は部長にもなれなければサラリーマンもやっていられないでしょうが(笑)、
時々発揮する木下部長のアイデアとか、ちょっとした社交性とか・・・社会人として見習わなくてはいけない点が・・・・(ほんとにね)。


たとえば先日の放送、スナックのママから間違えて刺繍されたおしぼりをもらってきて、さりげなく配る。
顔をつきあわせて食事をすると気をつかうから、食事は一人一人仕切りのあるラーメン屋で。
できそうでできないことなんですよねえ。
やるのが当たり前だけど、「そんなもん辞めたらいいやん」っていう悪しき習慣とか「こうしたらいいのに」っていう新しいアイデアは世の中たくさんあるんですよ。
でも、それを実行できないのが今の社会というか。
ベターな方法がわかっていても、できないんですよね、いろいろあって。


でも、木下部長は「辞めたらいいやん」ってことは辞めることができる。
「こうしたらいいやん」っていうアイデアを、ぽんっとやってみせることができる。
そこが木下部長(と板尾さん)の魅力なんですよね。
(そう考えると、木下部長になりたくなる・・・)


語り部としての池ちゃんですが、ナレーションがなんとも自然でわたしは好きです。
こういう普通の青年をやっても、彼はきちんとできるんだなあ、と。

脇を固めるよしもとオールスターズ(笑)も注目ですよね。
個人的に、津田寛治さんの隣で「まあまあデキるサラリーマン」を演じきっている山下さんがすごいなと(笑)。
普段はできない人なのになあ。
現場でどうなんだろう?めちゃくちゃせりふ噛んでるんじゃないか?とか、いろいろ考えますね。


あと、やっぱりPOISON阿部ちゃんと大地さん。
わたし阿部ちゃんの演技、好きなんですね。
「ハッピーな片思い」は、個人的には阿部ちゃんのものだと思ってる。
「たもっちゃん」への思いを語るシーンなんかは、ほんとうに味があって大好き。
ココリコ田中さんは、絶対的な安心感。

そして池ちゃんの相方の村ちゃん。
ギラギラな「君島部」の中でちょっぴり小さいですが、村ちゃんのウザさがぷんぷん出ていて最高。
君島部のみなさんも、木下部のぬるーいゆるーい空気とは真逆で、キラッキラのギラッギラなところがおもしろい。

ちなみに、うちの母が板尾さんと南こうせつさんの「君とボクと」を絶賛しています。