麒麟ちゃんとわたしの約9年間

※久しぶりのブログ更新です。
下書きとして書いておきながら、アップしていなかった記事をアップします。
話、古っ!

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2月26日、麒麟の単独ライブツアー「祝!結成11年と半年!!麒麟の漫才ライブツアー」@よしもと紙屋町劇場(広島)に行ってきました。

なんと、9年ほど彼らのファンをやっていながら、生できちんと舞台を見るのは初めてでした。
ツアーに行くのを決めたのは1週間くらい前のこと。
いまはもういちいち彼らのスケジュールを確認していないので
ツアーのスケジュールなんてまったく知らなかったのです。
たまたま買ったマンスリーよしもとの記事と写真が目にとまり、広島だったら行けるかもーと思っていたら
休めそうだし土曜日だし空席あるし、願ったり叶ったり!ってことで、行ってきたのでした。

9年もファンをしていて初の生麒麟
当然感動しましたが、それと同時に自分のこれまでの横着っぷりを激しく反省。
こんなにも楽しい漫才をやってくれるなら、もっと足しげく通えばよかったではないか、と。
それぐらいに二人で楽しそうに、キャッキャと漫才やってくれました。
ゲストの千鳥に「麒麟さんあれだけイチャイチャしはって・・・」と言わしめるほどでしたから・笑。

会場に60代以上のおばあちゃんがちらほらいらっしゃったのも印象的でした。
さすがはおばあちゃん子芸人。
若い女性やカップルから男性だけのグループや妙齢のご夫婦まで、幅広い世代に愛されているんだなあ〜とほっこりしました。
こういうの、地方ライブツアーの良さなのよねぇ。
ファンばかりでないゆるーい空気というか、内輪ネタが使いにくいから、ある意味きびしくもあるし。
あと、ファンの女性たちが川島さんのことを「あきちゃん」と呼んでいたりして
新鮮であるとともに、あ、「あきちゃん」て呼んでいいんだ、と感じました。
(川島さんだけは、照れてしまって「川島さん」としか呼べないんです。てへ)

さて。
オープニングの漫才が爆発的におもしろかったです!
どこまでネタ合わせをしていてどこからがアドリブなのかわからない漫才でした。
M-1なんかだと、かっちりとネタを決めるだろうから、そういうものを見ることが多かったのですが
彼らはやっぱりハプニングがあるとおもしろい漫才師だなあと。
名言「おまえがしっかりせぇよ!麒麟は!」の場面をも思い出しましたね。

たむちんが漫才があまりに楽しかったのか、「もうええわ」ときれいにシメることができず
「もうええわぁ、ウヒヒヒヒ〜」
となって「どうやってシメるねん!」と川島さんに怒られていたことが印象的。
これまであんなにも自由に楽しそうに漫才をしているたむちんを見たことってあまりなかったなあ。
「親戚としゃべってるみたいにすな」とも怒られていました。


振り返れば・・・わたしが麒麟と出会ったのはM-1グランプリ2001、
その後、彼らが朝の4時ごろにやっていたラジオ番組をかじりつくように聞いたり
(そもそも香川県在住なので、関西のラジオ番組を聞くこと自体、ちょっと努力が必要)
知人に録画してもらった番組スタート当時の「麒麟の部屋」を何度も何度も見たり・・・
(いまでもたまに見る)

青春時代の中心に彼らがいたなあ。

最初は川島さんかっこいい!おもしろい!みたいな感じだったのが、徐々に田村さんに心惹かれ、
やがてそれが逆転。
熱愛報道あり、「ホームレス中学生」が売れ、不仲説もあり、たむちんのお父さんが見つかり、
たむちんが探偵!ナイトスクープの探偵に抜てきされ・・・破局もあり・・・(笑)。
初めは朝のわけわからん時間にラジオをやってた若手が成長して、
全国ネットの番組にも出て、人気者になって、ベストセラーまで出す・・・(しかも映画化して、キャストはたむちんの希望通りだったし)いろんな夢を見させてもらいました。

でも、一方では「M-1の申し子」とまで言われながら、優勝できない、最後は決勝にも行けない
涙をのんだときがたくさんありました。
M-1にかんしては、これは決勝に行けないだろうなとか、なんとなくわかってしまうし
M-1と共に駆け抜けた麒麟だったけど、それに苦しめられたときもあっただろうね。
当初はM-1麒麟が優勝することは、いつか来る当然のことだと思っていました。
それは本人たちも「かならずいつか」と思っていたはず・・・

でも、いまはそんなときを超えて、
あ〜ほんとに彼らは漫才が好きなんだなあ、二人でキャッキャやんのがそんなに楽しいのかくんにゃろう!!と思わせてくれて、
生ぬるいながらも彼らが好きで本当によかった、と思いました。
幸せでした。

なんて言うとなんだか最後みたいですが・・・
(オープニングであまりにあたたかいお客さんの拍手に、川島さんが
「別に最後の漫才ってわけじゃないんでね」と言う場面も)
こんな感じがきっとずっと、20年も30年も続くだろう、続いたらいいなと思います。
芸人、タレントとしては、いま少し落ち着いてきて、これからもう一つ山や谷を越えなきゃいけないところなんだろうな、とは思うのですが。
大好きな麒麟ちゃんのことだから、いつまでもわたしたちを楽しませてくれる、そう信じています。