2009年のお笑いを振り返る(極私的)

個人的には、4月に部署の異動があり混乱した2009年。
落ち着かなかったですねぇ上半期は。
半年以上たって、慣れたといえば慣れたのですが、いまだに「なんじゃそれ!」と思うこともあって手探り状態です。
そもそも以前いた部署には数年間はいるものだと思っていたら
半年でほっぽり出されちまったので。


手帳をめくってみると、春はほんとに白い。
夏あたりにようやく黒くなり始めてるなあ、という感じです。
そんな2009年、私がごくごく個人的に選んだお笑い界のできごとをつづります。


◆ライスのシチサンLIVEのドッキリ企画で犬の心・押見、高感度アップ


各所で話題となったライスのシチサンLIVE、ドッキリ企画。
仕掛け人は田所、松橋。
遅刻している関町が事故死し、ゲスト(犬の心、ジューシーズ、ゆったり感)たちは
関町の死を田所と松橋だけが知らないという設定でコーナーを進めるというもの。


児玉さんと赤羽さんのなんとも言えない悲しげな顔もさることながら、
男前な押見さん、高感度アップ。
途中で田所に事実が知らされ(という設定)、病院に田所をすぐに行かせるか、
このままライブを続けるのか田所に決めさせてくれとスタッフに頼み、
「出ます」と言った田所に「自分で決めたんだから、ちゃんとやれ」。


田所の企画力、ブラックすぎる胸の中が楽しいライブでした。


アメトーーク!「泥の97年デビュー組」、出演決定でルミネ揺れる


カリカあべこうじ井上マー、Bコース、金成公信、ガリットチュウ、ニブンノゴ!佐久間一行
泥のセットに泥のメンバーたち。
出演が決定してルミネが揺れるほど「うおーーーー!!」と大騒ぎした(ナベアツ談)。
テレビではうまく生きていけないように見えながらも、
スキマ産業でどうにかこうにかここまできた泥の97年組。
愛してます。そしてそんな背中がかっこいい。追っちゃいけないだろうけど。


◆ライス、ゆったり感、かたつむりら「新しい波16」出演、しかし・・・


全部見逃した「新しい波16」。
「なみはち」世代で「大人」なのに、超下手にまわってへこへこしたグランジ
「トリオ枠」なんてそもそもなかったという事実。


田所に「ライスさん、僕らずっと一緒ですよね」と寝転がって天井を見上げながら言った林。
ふくらめなかったみんなで、いつか「お化け番組」を。


◆「地獄の下位打線」東京NSC6、7、8期生で「本当の地獄」を決定


8期がいるとなんと6、7期のしっかりしていることよ。
キヨちゃんの「俺7期がよかったーー!!」の一言に
「8期だからってウケないわけじゃないよ」と諭すマキシマムパーパーサム長澤さん(6期)。冷静。
8期のキャベツ確認中、こりゃめでてーな、キヨちゃん、人間と全員NSCでは選抜クラスだった衝撃。
泥の97年組に続け!?



◆ドリームマッチ 若手芸人祭りで若林石田が優勝


若林「ネタ作りがどんどん進む」
石田「一ヶ月に一回イベントしようかと思うぐらい」と言うほどのベストコンビぶり。
これをきっかけに彼らの友情が始まり、私は遅ればせながらオードリーを追うことに。


◆オードリー、新型インフルエンザ感染


春日が感染した数日後、若林も感染。
春日の住む部屋の玄関に「クーラーボックスにひったひたにおかゆが入っていた」エピソードは「たぬさい」並み(たとえが上方落語じゃだめっすか?)。
また、若林のみが出演し、春日がパネルだった番組での若林の一言
「猿回しの人間だけ来ちゃった」は、若林の腕を見せた言葉でした。


こういう時期に体調を崩すのは、いいことではないんだけど、
オードリーはひとりひとりでも仕事できまっせという証拠になったんではないかな。


◆オードリーのオールナイトニッポンがスタート


あまりに流暢にしゃべるので、テレビ番組のスタッフさんに
「そんなにチャキチャキしゃべれるのか」と驚かれた春日さん。
お笑い芸人をアイドル視する雑誌でトラの被り物をかぶるのがとにかく嫌でたまらないと訴えた若林。
「チンカスばあちゃん」「絶倫和尚」など、くだらない下ネタのラジオネームを嬉々として読む若林や、リスナーに電話してパンツの色を聞いてはしゃぐなど、
彼らの「素」が楽しかった。


オリエンタルラジオ、「オールスター芸能人歌がうまい王決定戦」優勝


DA PUMPの「if...」でラップ&ダンスで魅せた中田。
ポルノグラフティ「アゲハ蝶」はほとんど独壇場でした。お見事。
オリエンタルラジオの地獄の底からの勢いを感じさせた番組。


◆かたつむり中澤、活動休止


林は「かたつむり林」として活動を続けることに。
休止前最後のシチサンLIVEは一本締めでエンディング。
「また会う日を楽しみにしております」。
章吾は家族思いのいいやつなんだと思います。男前すぎるよ。


◆ナイツの解散ドッキリに日本中が涙


「お笑い芸人ドッキリ王座決定戦SP」にて。
土屋さんが塙さんに解散ドッキリを仕掛け、塙さんが激怒。
戸惑いを隠せないまま営業の仕事をスタート・・・
実は塙さんが仕掛け人で、というドッキリ。


「馬の絵でやっていきたい」と解散を持ちかけた土屋さん、普段は怒らない塙さんが怒ったのを見て大後悔。
ネタばらしで「ごめんなさい・・・」と謝り涙。
塙さんも涙。コンビ愛を感じました。


またこのとき、しずる池田もドッキリで涙。
男らしくてかっこよかったが、スタッフが用意した仕掛けを台無しにして芸人としては減点??


◆ライス田所仁人志松本の○○な話」出演


「顔はマジシャン崩れ」(松本さん)の田所が「ゾッとする話」出演。
今年最後の大騒動でした。まさかこんなにすごい番組に呼んでいただけるなんて。
あいつ大丈夫か!!って。


実家のリサイクルショップで買い取ったツボが「呪いのツボ」ではないかと疑っていたところ
保管していたトラックが揺れており、怖いと思いながらも中を見てみると
ホームレスがツボをいすに忘年会をしていた、というお話。
「はじめてやからどこに着地するタイプの人か分かれへん」(ジュニアさん)
「ねんざしたわ、俺」(松本さん)

ちなみに、「この仕事が決まってからなぞの吐き気が止まらないです」の一言は、
よく見てみるとちぐはぐな回答(シチサンライブにて、本人談)。


●次点
ライス関町、神保町花月「前夜じゃ!」で舞台から落ちる

コス芸確立。
そして児玉さんも最近神保町花月の舞台から落ちたらしい。
おい、Wトモヒロ!!